組み立て(7)
プレートを固定する(Assembly - Assemble the case)
表面からネジを通して、スペーサで固定します。
# 今回は、TRRSジャック付近のプレートの穴の位置が、PCBの穴の位置と少しずれていたため、短いスペーサを使ってごまかして組み立てました。
# また、Pro Microのピンの足が思ったよりも長かったため、用意していたスペーサでは長さが足りず、M3 15mmのスペーサを新たに準備しました。
裏面も同様にネジを通してスペーサで固定します。
その後、下側のプレートの四隅にクッションゴムを張り付けて、プレートが直接机に触れないようにしました。
キーキャップをはめて、両側をTRRSケーブルで繋ぎ、左側からUSBケーブルでPCにつなげば完成です!
一通りキーを触ってみましたが、特に反応しないところもなく、無事に動きました。
いくつか変更したいキーがあったため、ファームウェアのkeymap.cを更新してビルド・転送を左側・右側それぞれ行ったところ、無事にupdateされていました。
一か月くらい使ってみたら、感想を書こうと思います。
組み立て(6)
RGBストリップの配線を行う
まず、RGBストリップを5個のテープx2に分割します。(今回は10個で1本のテープだったため)
そして、リード線を三色(ここでは、赤白黒)、それぞれ三本づつ3cmくらいの長さのものを準備します。
左側PCB裏面の配線を行います。
TRRSジャック側、LEDストリップの5VをVCCに、DOをextra dataに、GNDをGNDにつなぎます。
Pro Micro側、LEDストリップの5VをVCC、GNDをGND、DOをTX0へつなぎます。
右側PCB裏面も同様に配線を行います。
5VをVCCに、DOをextra dataに、GNDをGNDにつなぎます。
以下の写真は、配線が終わった後のPCB裏側。
左側
右側
組み立て(5)
Pro MicroをPCBに半田づけする(Assembly - Mount the Pro Micro)
Pro Microでスイッチのピンが隠れる箇所を先に半田づけしておきます。
黄色の枠がPro Microの位置(PCBの裏側)、赤丸がスイッチのピンの位置です。ここの二つのスイッチを先に付けます。スイッチは、プレートとPCBの両方にしっかりとはまっていることを確認します。
左側
右側も同様。
スイッチを付けたら、裏面にそれぞれPro Microを半田づけします。
正面から見ると以下の図の通り。
残ったスイッチをはめ、しっかりとはまっていることを確認したら、ピンを半田づけします。
組み立て(4)
ファームウェアをPro Microへ転送する(Windowsでの手順)
Bashのインストール(FLASHING - SETTING UP)
Windows10でBashを使えるように設定します。(参考)
AVRDudessのインストール(FLASHING - SETTING UP)
- ここからAVRDudessをダウンロードしてインストールします。
- ここからWinAVRをダウンロードしてインストールします。
- %WinAVRインストールディレクトリ%\utils\libusb\bin 以下にある libusb*(4ファイル)を、%AVRDudessインストールディレクトリ% 以下にコピーします。
ファームウェアのソースのダウンロードと展開(FLASHING - SETTING UP)
https://github.com/qmk/qmk_firmwareから、Clone or Download → Download ZIPを選択して、qmk_firmware-master.zipをダウンロードします。ダウンロードしたファイルを適当な場所に展開します。
ファームウェアのビルド(FLASHING - BUILDING HEX)
- bashを起動します。(ファイル名を指定して実行→"bash" など)
- ソースを展開したディレクトリ以下の keyboards\lets_split に移動します。(例えば "cd /mnt/d/documents/qmk_firmware_master/keyboards/lets_split)
- keymapsディレクトリ以下に、適当な名前のディレクトリを作成してその中にキーマップを記述したファイルを格納します。(キーマップのカスタマイズについては後述)
- make rev2-キーマップディレクトリ名
- qmk_firmware_master/.build 以下にobj_lets_split_rev2_* ファイルが作成されます。(使用するファイルはobj_lets_split_rev2_ディレクトリ名.hex)
キーマップのカスタマイズ
qmk_firmware_master/keyboards/lets_split/keymaps/ 以下に、いくつかサンプルのキーマップが格納されています。適当な名前のディレクトリを作成して、keymap.c, keymap.h をコピーし、適宜modifyします。詳しくは、QMK Firmwareに書かれています。
右側のキーの定義が左右反転されてしまうようなので、こちらのrekeymap.hをincludeすると良いと思います。
今回は、RGBストリップを付けるので、以下の記述をMakefileに追加します。
RGBLIGHT_ENABLE = yes
また、以下の定義をkeymap.hに追加します。(参考:RGB Underglowの設定)
#undef RGBLED_NUM
#define RGBLIGHT_ANIMATIONS
#define RGBLED_NUM 10
#define RGBLIGHT_HUE_STEP 10
#define RGBLIGHT_SAT_STEP 17
#define RGBLIGHT_VAL_STEP 17
ビルドしたファームウェアをPro Microへ転送(FLASHING - FLASHING)
- AVRDudessを起動する。
- 左側のPro MicroをUSBケーブルでPCとつなげる。
- 次の4箇所を設定する。
-
Port(-P)のリストを見て、リストにあるCOMx の名前をメモしておく。図ではCOM1とCOM3。
- Pro Microに付けたリセットボタンを押下する。すぐに再度Port(-P)のリストを確認し、4でメモしたリストに存在しないCOMx(新しく出現したもの)を選択する。図の例では、COM4を選択する。
- Program! を押下してファームウェアを転送する。(左側の作業完了)
- 右側のPro MicroをPCにつなげて、EEPROMをeeprom-righthand.eepとして、4から6の手順を繰り返す。
# 上手く動きますように…
組み立て(3)
Pro Microにピンを半田づけする(Assembly - Mount Header Pins)
Pro Microに付属している、PCBと繋ぐためのピンを半田づけします。
それぞれ、図のような向きで接続したいので、ピンの向きを変えてPro Microに固定します。
左側
右側
Pro Microにリセットスイッチを付ける
Pro Microにファームウェアを書き込む時の手順に、「GNDピンとRSTピンをショートさせる」という項(Flashingの8)があります。この手順を楽にするために、タクタイルスイッチを使ってリセットボタンを実装します。(実装イメージ)
ピンとタクタイルスイッチを付けて以下のようになりました。
購入したタクタイルスイッチは、四本足のものです。不要な足は落としてあります。