Nyquist 組み立て(2)

TRRSジャック・タクトスイッチの取り付け

TRRSジャックとタクトスイッチを取り付けてはんだ付けを行います。取り付ける面は、左側用PCBと右側用PCBとで、それぞれ逆になります。図は左側用PCBです。

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裏返して、はんだ付けを行います。

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TRRSジャックを取り付けた面について、図の様に黄色枠部分にはんだを盛ってパッドを繋げます。この図は左側用PCBです。

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右側用PCBも同様に、TRRSジャックを取り付けた面の黄色枠にはんだを盛ります。

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また、今回はI2C通信を行えるように抵抗器を追加したので、図の赤枠部分に半田を盛ります。図は右側用PCBです。

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左側用PCBにも同様に赤枠部分に半田を盛ります。両側ともこの作業を行う必要があるかは不明ですが、念のため…

 

Pro Microのヘッダピンを取り付ける

TRRSジャックを取り付けた面に、Pro Microのヘッダピンを取り付けます。

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ヘッダピンにPro Microの基盤をはめて、マスキングテープで仮止めしておくと作業がしやすいと思います。

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裏にして、はんだ付けします。

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Nyquist build log では、Pro Microのヘッダピンについている黒いプラスチックを取り除く、とありましたが、ここではそのままにしています。取り除いた方が厚みを抑えられますが、取り除かなくともケースに収まればOKと考えたためです。

Nyquist 組み立て(1)

KeebioのNyquist PCB販売のページからリンクされている、Nyquist build logを参考にさせて頂いています。

 

ダイオードと抵抗器のはんだ付け

2枚のPCBにダイオードと抵抗器をはんだ付けします。PCBは2枚とも同じものですが、Pro Micro, TRRSジャックの取り付け位置が左側PCBと右側PCBで逆になります。(そのため、左側PCBと右側PCBは表裏が逆になります)

まず、ダイオードの向きを確認して、足を曲げてPCBの穴に差し込んでいきます。ダイオードの黒い方を四角の穴に向けて差し込みます。

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裏側からはんだ付けしていきます。

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はんだ付けが完了したときの表面。

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裏面。伸びている足はカットします。これでダイオードのはんだ付けは完了です。

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抵抗器も同様に、足を曲げて差し込んで、裏面からはんだ付けします。抵抗器の向きはどちらでも良いようですが、見た目がきれいなので向きを揃えます。

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もう一枚のPCBも同様に、ダイオードと抵抗器をはんだ付けします。ダイオードと抵抗器はPCBのどちらの面に配置しても良いようです。

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Ponoko Tips

Ponokoを利用した時の覚書です。

 

Ponokoの工場?は、アメリカとニュージーランドの2か所にあり、それぞれ扱っている素材が異なります。また、日本への輸送代は、ニュージーランドから送ってもらう方が安くなります。

どちらの工場で作ってもらうか、選ぶ方法を書き残します。

  1. Ponokoにログインして、My Account→Preferenceを選択する。

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  2. 下にスクロールして、Your manufacturing locationで、New Zealand/United Statesのどちらかを選択する。

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Nyquist パーツ購入

Nyquistを作ろうと考えたので、build logを残そうと思います。

Nyquistは、60%キーボードを中央で分割して、片側が5段6列で格子状にキーが配置されているキーボードです。パーツを個別に購入して、はんだ付けなどを行って組み立てる必要があります。

まずは、必要なパーツと入手先(の一例)を書いていきます。

  • PCB x 2 : Keebio($7.49 x 2)
  • Pro Micro x 2 : Keebio($6.99 x 2, +2$でNyquist用のqmkをあらかじめ焼いてもらえるサービスあり)
  • TRRS Jack x 2 : Keebio($3.49)
  • TRRS Cable : Keebio($1.99)
  • Diode 60個くらい : Keebio($1.99)
  • アクリルプレートとケース 2セット : Keebio($24.99, 材質はお好みで)
  • スペーサ 9個を2セット : Keebioで↑を購入するとセットになっている
  • ネジ 18個を2セット : 上に同じ
  • タクトスイッチ x 2 : KeebioでPCBを購入するとセットになっている
  • キースイッチ, キーキャップ : Mehkee,AliExpress(スイッチ$20.67,キーキャップ$21.24, スイッチの種類、キーキャップの形状・材質などはお好みで)

以下のパーツはお好みで

  • 4.7KΩ抵抗 2個を2セット : Yahooショップ(10個で40円, I2C通信を行う場合)
  • LEDストリップ 2個以上 : switch science(LED10個分で756円,LEDを点灯させる場合)
  • リード線 : Amazon (7色各2mで500円くらい, LEDを点灯させる場合) 2017/08/09 削除

2017/08/09 追加

以下のパーツはPCBのバージョンが1.2の場合に必要

  • リード線: Amazon (PCBの不具合対応に必要)

感想

Let's Splitを使ってみた感想

Let's Splitを組み立て、約三週間使ってみた感想です。

 

・格子配列について

使い始めて間もないころは、ホームポジションから隣の隣のあたりのキーを押し間違うことが多かったのですが、二週間くらいで押し間違いにイライラしない程度には慣れました。また、ホームポジションから一旦指が離れると、戻ってこれないということもありましたが、これも慣れました。格子配列では斜めに指を伸ばす時の、指を伸ばす量が減って良いと感じました。

 

・左右に分割されていることについて

最初はキーボードが分割されていることに、言いようのない不安を感じていたのですが、やはりこれも慣れました(Nintendo Switchのジョイコンを左右独立させて持った時にも同じような感じが…)。ただ、エルゴノミクスキーボードは手・腕を無理な方向に曲げたままにしなくて良いから疲れにくい、という利点がよく言われていますが、私の場合は劇的な改善は感じられませんでした。使い方が悪いだけかも…

 

・物理キーが少ないことについて

Let's Splitの前は60%キーボードを使っていたため、最初はかなり戸惑いましたが、キーマップを自分で変更することで、かなり改善できたと思っています。レイヤ変更キーを押しながらタイプするというコストがかかっても、指を動かす範囲が少なくて済むというメリットが大きいと思います。

 

格子配列良いです!

頑張って指を伸ばしている感があまりなく、「こんなに力抜いていてもタイプできる自分凄い」と勘違いできるくらいの気持ちよさがあります。

組み立て(7)

プレートを固定する(Assembly - Assemble the case)

表面からネジを通して、スペーサで固定します。

 

# 今回は、TRRSジャック付近のプレートの穴の位置が、PCBの穴の位置と少しずれていたため、短いスペーサを使ってごまかして組み立てました。

# また、Pro Microのピンの足が思ったよりも長かったため、用意していたスペーサでは長さが足りず、M3 15mmのスペーサを新たに準備しました。

 

裏面も同様にネジを通してスペーサで固定します。

その後、下側のプレートの四隅にクッションゴムを張り付けて、プレートが直接机に触れないようにしました。

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キーキャップをはめて、両側をTRRSケーブルで繋ぎ、左側からUSBケーブルでPCにつなげば完成です!

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一通りキーを触ってみましたが、特に反応しないところもなく、無事に動きました。

いくつか変更したいキーがあったため、ファームウェアのkeymap.cを更新してビルド・転送を左側・右側それぞれ行ったところ、無事にupdateされていました。

 

一か月くらい使ってみたら、感想を書こうと思います。

組み立て(6)

RGBストリップの配線を行う

まず、RGBストリップを5個のテープx2に分割します。(今回は10個で1本のテープだったため)

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そして、リード線を三色(ここでは、赤白黒)、それぞれ三本づつ3cmくらいの長さのものを準備します。

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左側PCB裏面の配線を行います。

TRRSジャック側、LEDストリップの5VをVCCに、DOをextra dataに、GNDをGNDにつなぎます。

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Pro Micro側、LEDストリップの5VをVCC、GNDをGND、DOをTX0へつなぎます。

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右側PCB裏面も同様に配線を行います。

5VをVCCに、DOをextra dataに、GNDをGNDにつなぎます。

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以下の写真は、配線が終わった後のPCB裏側。

左側

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右側

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