組み立て(4)

ファームウェアをPro Microへ転送する(Windowsでの手順)

Bashのインストール(FLASHING - SETTING UP)

Windows10でBashを使えるように設定します。(参考

AVRDudessのインストール(FLASHING - SETTING UP)

  1. ここからAVRDudessをダウンロードしてインストールします。
  2. ここからWinAVRをダウンロードしてインストールします。
  3. %WinAVRインストーディレクトリ%\utils\libusb\bin 以下にある libusb*(4ファイル)を、%AVRDudessインストーディレクトリ% 以下にコピーします。

ファームウェアのソースのダウンロードと展開(FLASHING - SETTING UP)

 https://github.com/qmk/qmk_firmwareから、Clone or Download → Download ZIPを選択して、qmk_firmware-master.zipをダウンロードします。ダウンロードしたファイルを適当な場所に展開します。

ファームウェアのビルド(FLASHING - BUILDING HEX)

  1. bashを起動します。(ファイル名を指定して実行→"bash" など)
  2. ソースを展開したディレクトリ以下の keyboards\lets_split に移動します。(例えば "cd /mnt/d/documents/qmk_firmware_master/keyboards/lets_split)
  3. keymapsディレクトリ以下に、適当な名前のディレクトリを作成してその中にキーマップを記述したファイルを格納します。(キーマップのカスタマイズについては後述)
  4. make rev2-キーマップディレクトリ名
  5. qmk_firmware_master/.build 以下にobj_lets_split_rev2_* ファイルが作成されます。(使用するファイルはobj_lets_split_rev2_ディレクトリ名.hex)

キーマップのカスタマイズ

qmk_firmware_master/keyboards/lets_split/keymaps/ 以下に、いくつかサンプルのキーマップが格納されています。適当な名前のディレクトリを作成して、keymap.c, keymap.h をコピーし、適宜modifyします。詳しくは、QMK Firmwareに書かれています。

右側のキーの定義が左右反転されてしまうようなので、こちらのrekeymap.hをincludeすると良いと思います。

今回は、RGBストリップを付けるので、以下の記述をMakefileに追加します。

RGBLIGHT_ENABLE = yes

また、以下の定義をkeymap.hに追加します。(参考:RGB Underglowの設定

#undef RGBLED_NUM
#define RGBLIGHT_ANIMATIONS
#define RGBLED_NUM 10
#define RGBLIGHT_HUE_STEP 10
#define RGBLIGHT_SAT_STEP 17
#define RGBLIGHT_VAL_STEP 17

ビルドしたファームウェアをPro Microへ転送(FLASHING - FLASHING)

  1. AVRDudessを起動する。
  2. 左側のPro MicroをUSBケーブルでPCとつなげる。
  3. 次の4箇所を設定する。
    • Programmer(-c) : Aterm AppNote AVR109 Boot Loader
    • MCU(-p) : ATmega32U4
    • Flash : ビルドしたhexファイル
    • EEPROM : qmk_firmware_master/keyboards/lets_split/eeprom-lefthand.eep

    f:id:emizping:20170523150643p:plain

  4. Port(-P)のリストを見て、リストにあるCOMx の名前をメモしておく。図ではCOM1とCOM3。

    f:id:emizping:20170523151155p:plain

  5. Pro Microに付けたリセットボタンを押下する。すぐに再度Port(-P)のリストを確認し、4でメモしたリストに存在しないCOMx(新しく出現したもの)を選択する。図の例では、COM4を選択する。

    f:id:emizping:20170523151459p:plain

  6. Program! を押下してファームウェアを転送する。(左側の作業完了)
  7. 右側のPro MicroをPCにつなげて、EEPROMをeeprom-righthand.eepとして、4から6の手順を繰り返す。

    f:id:emizping:20170523151830p:plain

# 上手く動きますように…