Nyquist 組み立て(5)
ファームウェアのビルドとPro Microへの書き込み(Windows向け)
bashとAVRDudessのインストール
手順はこちらを参照。
ファームウェアソースのダウンロードと展開
https://github.com/qmk/qmk_firmwareから、Clone or Download → Download ZIPを選択して、qmk_firmware-master.zipをダウンロードします。ダウンロードしたファイルを適当なフォルダに展開します。
ファームウェアのビルド
- bashを起動します。(ファイル名を指定して実行→bash など)
- ソースを展開したフォルダ以下の、keyboards/nyquist に移動します。(cd /mnt/d/documents/qmk_firmware_master/keyboards/nyquist)
- keymapsフォルダ以下に、適当な名前のフォルダを作成し、その中に設定・キーマップを記述したファイルを格納します。(ほかのフォルダに格納されているファイルをコピーするだけでも、とりあえずは動作すると思います。カスタマイズについては後述)
- keyboards/nyquistフォルダに戻って、"make 3で作成したフォルダ名" とタイプしてビルドします。正常終了すると、qmk_firmware_master/.build フォルダ以下に、nyquist-rev1-3で作成したフォルダ名.hex というファイルができます。
キーマップのカスタマイズ
keymaps以下のフォルダ内に、サンプルの設定が格納されているので、keymap.c, config.hをコピーして、適宜 modifyすればよいと思います。
今回は、I2C通信を使用するので、config.h で以下の定義を行います。
#define USE_I2C
#undef USE_SERIAL
ビルドしたファームウェアをPro Microへ書き込む
1.AVRDudessを起動する。
2.どちらかのPro MicroとPCをUSBケーブルで繋げる。
3.AVRDudessについて、以下の3か所を設定する。
・Programmer(-c) : Aterm AppNote AVR109 Boot Loader(赤枠)
・MCU(-p) : ATmega32U4(赤枠)
・Flash : ビルドしたhexファイル(黄色枠、ファームウェアのビルドで作成したファイル)
4.Port(-P)のリストを見て、リストにあるCOMx の名前をメモしておく。図ではCOM1。
5.Pro Microの隣にあるタクトスイッチを押すと、4でメモしたCOMポートに加えて、新たにCOMxポートが出現するので、それを選択する。(スイッチを押して何秒か経過するとポートが消えるので、素早く正確に)
6.Program!を押下して、ファームウェアを書き込む。ウィンドウ下部のログを見て、書き込みが終わっていることを確認する。
7.反対側のPro Microも同様の手順でファームウェアを書き込む。