Helix 組み立て(2)

ビルドガイドと順番を変えて、先にPro Microにスプリングピンを取り付け、ファームウェアを書き込んでおきます。

ビルドガイドではLEDをはんだ付けする時は、はんだごての温度を220度程度で行わないとLEDが壊れるとの記述がありました。私のはんだごてでは最低でも240度までしか設定を下げられなかったので、その温度でもLEDが壊れないかテストをするために、先にPro Microへファームウェアを書き込むことにしました。

Pro Microにスプリングピンを取り付ける

四角い切れ込みが入っている方がPro Micro側、切れ込みが無い方がHelix PCB側です。

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Pro Micro一つにつき、スプリングピンを二つ使いますが、両方とも切れ込みが同じ側を向くようにします。

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Pro Microにスプリングピンをさしただけではぐらつくので、PCBを使って安定させてからはんだ付けを行います。下の画像のように、USBコネクタがPCB側に向くようにします。Pro Microは左側用・右側用共に同じ向きです。また、スプリングピンを使っているため、PCB側ははんだ付けをしません。

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ファームウェアを書き込む

準備

makeとavrdudessを使えるようにする必要があります。

Windows向けの手順は、こちらBashのインストール・AVRDudessのインストールを参照。

ソースのダウンロードと展開

https://github.com/qmk/qmk_firmware/の、clone or downloadボタンからzipファイルをダウンロードし、適当なフォルダに展開します。

ビルド

ビルドも基本的にこちらと同様の操作を行います。

qmk_firmware-master/keyboards/helix/rev2/keymaps/default フォルダを同じ階層にコピーし、名前を変えて自分の設定を行うようにします。

makeは、qmk_firmware-master フォルダで、make helix:<自分の設定フォルダ名> を実行します。

とりあえず、バックライトLEDが壊れていないことをテストするためには、以下の箇所だけ変更すればOKでした。

rules.mk

RGBLIGHT_ENABLE = yes

config.h

RGBLED_NUM 32
RGBLIGHT_LIMIT_VAL 120

keymap.c

bool TOG_STATUS = true; /* テストが終わったらfalseに戻す */

不要のようです。(2018/02/18追記)

 ファームウェアの書き込み

書き込みも基本的にこちらと同様の操作を行います。

まだリセットスイッチを実装していないため、画像の様にGNDとRSTをショートさせてPro Microをリセットします。(画像では金属のピンセットを使用。画像ではUSBケーブルを繋いでいませんが、実際には繋いでおく必要があります) Windowsでは、リセットするとUSB機器を取り付けた時の音が鳴ります。f:id:emizping:20180214162413j:plain